エメラルドの月を求めて

 

エメラルドの月。それはどこかのキノコ系占いの話。

 

11月はエメラルドの月だったから、諦めていたけれど最後の最後にご縁が重なって阿部さんに会えた。

 

まー卒当落発表。それは10月だったから玉砕。

その後の一般発売は11月だったけど、その時の私には負け癖がついていたので見事に散った。

 

 

エメラルドの月とはいえ、そうそういいことは何度も続かないのである。

 

 

 

そして、卒業公演当日、私は武道館にいる。

 

 

✩。* *。✩

 

 

友人から連絡が来たのは公演のほんの一週間前のこと。ご縁があってチケットを譲ってもらえることになった。

このご時世で、こちらの界隈ではチケットの譲渡が前よりも厳しくなり、私のもうひとつの海(沼ではなく海)同様、自力でご用意をされなければ入りにくい世界になった。

だから、私も当落の時点で無理に行くことは考えなかった。ご用意されなかったらされなかったで諦めもついてたし、ムリする場面じゃないよなって思ってたし、その時の私には運がそっぽ向いてたから来ることないなぁって思ってたから。

 

そしたら、その連絡。どうしたんだろう。幸福質量保存の法則は提唱しているけど、ここまでの幸運は想定外。見込んでないのでキャパオーバーです。いや、幸運の収支決算が年末にかけて本気出し始めてる。毎年そんな感じ。上半期そこまで悪いことたくさんあったか?ビックリするからやめれる?嘘です。もっとください。

 

 

行くにあたってすごく悩んだ。ここ最近は、転売対策(?)として抜き打ちで名義確認がされるようになったので、手元にチケットがあるからといって、あらゆる予防線を張ったからといって、運が悪ければ自名義でなければ入れない。そんな一か八かの賭け。遠征という重りが行動を慎重とさせる。

 

別の友人に相談して行くか悩んだけど、

本当に行きたいなら譲ってもらった方がいい。

(意訳)って後押しをしてくれた。

 

体感1日、実質3時間。改めて見るとフッ軽なヲタクだ。ヲタクの本質は行かないで後悔するより行って後悔するようにである。

 

 

そこからはあれよあれよと日が経っていき、チケットが手元に届き、交通手段なんかも前日に全部決めていく始末。久々の遠征って訳でもないのに段取りが悪すぎて、笑ってしまう。

でも、それはずっと不安が付きまとっていたからだと思う。別に不正で手に入れたチケットでもないけども、自分のためにご用意された席じゃない。だからこそ、会場に入れないんじゃないかっていう不安が。

でも、不安になってもしょうがない。なるようにしかならない。なんだかんだ何とかなってきた人生なのだから、私はその強運を持ってる自分を信じるしか無かった。(信じるしか!)(さむっ)

 

 

✩。* *。✩

 

 

私は娘。のヲタクだから、知り合いも娘。ヲタばかり。だからこそ単独があれば知り合いに会える。

そんな感覚すらも懐かしくて、楽しくて、単独ってこれだよねぇって浸ったりもした。

朝早く物販に並んで、グッズ買って、公演までの時間のあのダラダラした時間とかね。

 

 

 

そうやって過ごして、入場時間。難なく入場。あんなにぐるぐる考えてた私の感情返して欲しいくらいにはあっさりと。

 

 

佐藤優樹さんの卒業を見届けられる。

何度も言うが、私は加賀楓さんのヲタクだけども、私とハローを結びつけた存在は間違いなく佐藤まーちゃんなのである。それは、今後誰を好きになっても変わらない事実。私の始まりの人。

 

 

着席してからもなんだかそわそわしてた。

久々の単独公演。結成イベント落ちた身としては、2年前の秋ツアーぶりに見る14人のモーニング娘。は私の目にどんな風に映るんだろうって。

オープニングアクトとか気もそぞろ、オチャノーマちゃんたちも、ビヨちゃんたちも、その子たちを応援してるヲタク全方位に謝罪した方がいいレベルで気もそぞろ。あんまり頭の中入ってこんかった。

米村さんは日に日にかわいさ増していって、摩天楼ショーとかルノアール踊ってた頃に比べて本当にきれいになったし、可愛さにも磨きがかかってるしで、最高に好きちゃんだったな。あと、ビヨのフレフレも楽しかったな。くらいの凡感想しかでてこんくらいに気もそぞろ。ぞろぞろ(しょうもな)

 

そんな気もそぞろぞろしていたら、だんだんとエメグリのライトが客席に増えていき、卒業コンサートを実感させた。

なんにもない、卒業もなんにもない単独公演であれば、ここにはもっとカラフルな光景が広がっていたんだと思うけど、今日は卒業公演。卒業するメンバーのメンカラがいつもより多く光っている。かくいう私も、楓ちゃんのメンカラであるイタリアンレッドと一緒に持って二本持ち。

そういや、初めて入ったコンサートはエメグリと赤と二色持って振ってたなぁって書きながら思い出した。懐かしい。コンサート行ってみたいなってきっかけをくれたのもまーちゃんだ。

 

 

場内暗転。コンサート開始のきっかけ。

 

最近はOP映像がないので、ステージングでメンバー紹介をする。紹介は15期からさかのぼっていく。

これ、この高揚感。順番にメンバーがステージに集合していく風景。15期メンバーのポージングの拙さとか、先輩メンバーになるにつれて、自分の良さ、魅せどころを活かしてのポージングとか、もうこの時点で心のダムは決壊してた。顔には出てないのでセーフです(なにがかはしらん)。

後に知ったけど、この時の楓ちゃんのポージングがまーちゃんの写真14種セットのポーズと一緒だということを知って、えでまー…!って思いながら、そういうところでネタを仕込んでくる加賀楓さんは本当に好き度が増すし、なんなら私は2ポーズ目で記憶無くしてるので。あれ何?指先というか所作というかセクシーすぎん??好き。

 

ここでもまーちゃんは魅せてくれた。他のメンバーは立ちポーズに対して、座りから始める佐藤優樹さん。

右向け右の日本人からすれば奇抜をすれば浮いてしまい、それを良しとするも悪しとするも人それぞれ。まーちゃんのパフォーマンスはこれまでもいろんなところから賛否両論があったので、他のメンバーは立ってるんだから、座りのポーズとか違うんじゃない?みたいなことも少なからず言われる可能性だってある。

だけど、今のモーニングちゃんだったら、本当に間違っていればきっとそれを注意するだろうし、やっぱりまーちゃんは何度でも見に行きたいと思わせるようなパフォーマンスを心掛けているだけあって、次は何するんだろうっていう期待感が本当に大きくて、優にそれを超えてくる魅せ方を持っている。本当に努力の天才だと思う。

 

 

そして始まる1曲目「Teenage Solution」ここはバッチリ読み通り。

イントロ的に今回の単独では一発目に相応しい曲調だと思ってた。14人で見るパフォーマンス。きっとこのステージ構成のためにMV撮影からさらに練習を重ねてきたんだろうなって思うと、もっともっとたくさんモーニング娘。というグループで踊っているところをたくさん見たいよって思わされた。

基本的には推しロックオン方式で見ているので、他のメンバーがどうとかっていうのはあんまり書けないのだけど(なんならもう記憶からこぼれているので推しのことすらかけない)、この2年間にあったシャッフルツアー(そんな名目ではない)は間違いなく個々のメンバーの能力向上に大きく影響を与えていたし、そんな中でも「Ballad」と「花鳥風月」という演目は大きかったと思う(推しの公演しか見てないから他メンがどうとか言えないのでここ小声でお願いします)。

歌との向き合い方とか、単独でいるときよりも魅せ場が増えるとか、自分をお客さんにどう魅せていく、自分をどう魅せたいか、そういうところがすごく培われたんじゃないかなって1曲目を聞いて、見て、そんな風に感じた。

 

曲が終わったら2曲目かな?って思ってたら、急にMC。いわゆるコンサートで3,4曲やった後にする「どうも~モーニング娘。'21です!」ってやつ。早いなって感じた。まだ1曲おわったばっかりだよ?って、と同時に畳みかけるように曲が続くんじゃないかってすごく期待をさせられた。MC後の2曲目はなんだろうって、あぁ、単発公演の真髄とも言うべき次の曲が何なのかわからないというこの高揚感!本当にたまらない!!

そんなワクワクの中での、単独公演での全員MC。そう。この光景。毎年、年に2回のツアーでよく見ていた光景。メンバーが横一列になって、各々がいろんなところを見ている光景。あぁ、私、単独公演に来てるんだなって改めて実感した。

あゆみちゃんがMCで回そうとするんだけど、気合入り過ぎて空回りしてる感じ(本人は緊張してるっていってたかな)とか、それをツッコム小田とか、本当に懐かしい。そうそう、この雰囲気だよねって、ずっと幸せ空間が広がってる。単独公演って本当に楽しい。

 

 

そんな風に思っていたら、2曲目の曲紹介「女子かしまし物語(‘21 ver.)」

かしましキターーーーーー!!!!!!!!

はーちん卒業ツアーから現場に行きだした私としては、かしましは未経験の曲。画面の中での曲。つんくさんがメンバーのためだけに書き上げた歌詞で構成された曲。まさにつんくさんから個々のメンバーへのお手紙みたいなものだと思ってる。

本当に楽しい。かしましを踊れるってだけでも嬉しいし楽しいし、実際に聞けるというだけで、もう心のダムはさらに決壊。

フューチャーされているメンバーの周りでちょっかいをかけているメンバーや、そことは離れた場所でわちゃわちゃしているメンバー。目がいくつあっても足りないし、ずっとずっとこの幸せ空間が続けばいいのにって多幸感になる。

 

 

そんな多幸感に満ちた感情の中3曲目の「I surrender 愛されど愛」

曲調ジェットコースター!!あのガヤガヤワイワイとして曲から一転しての愛されはもうキマってるんよ。ドーパミンとアドレナリンが源泉のように湧いてくる。3曲目にして殺人セトリか?ヲタク殺しにかかってるんか?っていうような内容。オイオイ言いたいし、推しジャンしたいし、マサイしたいし、とにかく飛びたい、飛ばせろ?でいっぱいになる。

 

 

続く4曲目の「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」で、殺人セトリ確定ですね。神セトリというなの殺人セトリ。

ラスサビ飛びたいなぁってなるのと、トゥルルットゥルルの13期パートめちゃくちゃ好きです。

 

 

そして5曲目「純情エビデンス

フルメンバーで見るのが初めてだったから、これでもかと(一部振りコピをしながら)14人のパフォーマンスを見ていた。

ここまでで、もう声を出したいし着席コンだけど立って振りコピしたいし、ジャンプしたいという、目の前で黒毛和牛ステーキのお預けをくらってる犬みたいな感情よ。よだれだっらだらよ。このセトリを組んだ人には金一封どころか金の延べ棒差し上げます。

 

 

このままMCなしで続く6曲目「Are you Happy?」

この曲の加賀楓さんは本当に素晴らしくてですね、足さばきが非常によろしいですし、長い腕をしなやかに使って踊っておられるので、眼福といった感じです。そして、この曲は振りコピがとっても好きです。

落ちサビのまーちゃんの「すっごい好きだから」は卒業するまーちゃんからモーニング娘。やファンの皆へのメッセージのようにも聞こえる感情の詰まった歌声だったし、それを受けてのみずきの「すっごい寂しい」はその想いに応えるような歌声だった。ここで一瞬涙腺崩壊するかと思ったけど、心のダムをさらに決壊させることで感情を保っていられた。

 

 

怒涛の7曲目「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」

はい、みんな大好き妄想女子。これ嫌いな人ヲタクでおらんやろ?ってくらい振りコピ厨もジャンパーも大好きだと思ってるよ?

これさ、Aメロの時にまーちゃんと楓ちゃんがさ、ちょっと距離を置いて見つめあってんのよ。なんか言ってんのよ。なんかじゃんけんとかしてた気がするのよ。ついった見てもどこにもレポがないんよ。私の妄想か?妄想女子だけに。なんもおもろないわ。なんで今日に限って双眼鏡を忘れたんやわしは!!!!!!あーでも視力1.5の私が言ってる。あれは上質なえでまーだったなと。

 

セトリ見るとここでMCらしいんだけど…何の話してたっけ?って思ってるくらいには私の記憶はもうすでにボロボロに零れ落ちているのである。というか、怒涛の爆上がりソングの連続に感情が追い付けてなくて、記憶飛んでる迄ある。

 

 

MC明け。おそらく(私は)一息ついての8曲目「愛してナンが悪い!?」と9曲目「泣き虫My Dream」

最新アルバム曲から初披露の2曲。ちょっとマジでここは小声にして欲しいんだけど、最新アルバム曲一切聞いてないんですよ…。はじめましてでしたね。ちょっと人見知りしてました。人見知りの挙句なんも覚えてないです。(言い訳だけさせて、今年はリアルが忙しすぎて音楽プレーヤーに入れることすらもしてなかった)

あ、でも見た事は記憶してないけど、愛してナンの加賀さんはバチくそにイケ散らかしてたよなって本能が覚えてます。

 

 

しっとりバラードの後の10曲目「ギューされたいだけなのに」

SbSで見たなっていう記憶。これもフルメンバー初めましてだったので、じっくり見てた。ギューの加賀さん本当にしなやかで、柔らかく踊ってるんだけど、ピッって伸ばすところは伸ばしてっていうそこの緩急がすごく好きで、サビ終わりの足の入れ具合(伝われ)がとても好きな加賀さんですね。

 

 

待ってました11曲目「ビートの惑星」

はぁ!多幸感!!明るい曲なのに聞いてるとどこか切なくなってしまう!!!好きです!!!!

MV公開された時から、歌割りが均等にあって、わちゃわちゃ感が本当に楽しいって、いいねいいね~ってみんな言っていて、その中でも楓ちゃんはフェイクを任されていて、大出世だね!!気づくの遅いぞ事務所っ!!なーんて感じで聞いてた曲。

でも本当にそうで、泡沫みたいに頭空っぽにして騒ぎたい!みたいなそんな曲としてもとらえてた。振りコピもそんな難しくないし、もっともっと歌い続けて、もっともっと楽しいで溢れたい。

ちなみに私の大好きなジャニハロ案件ですね。

 

 

そして一息つくようにMCへ。

生田、石田、小田、加賀、森戸、岡村でのフリートークMC。(書いてて思ったけど、「田田田」やったんか。なんも気にしてなかった。)

この2年間であったネタみたいなお題でのトーク。そして速攻聞こえる「えりあるよ」相変わらずの生田さんで懐かしい!

 

MCの内容は覚書のようなツイートを載せとこう。

 

このあと、ほまたんがこれからは大人ほまたんでいきます!って言ってたけど、ほまたんってニックネームの時点で可愛さが拭いきれないのよね。可愛い

 

 

ユニット曲を続けてどうぞってことで12曲目「二人はアベコベ」13曲目「TIME IS MONEY!」14曲目「信じるしか!」

アルバム曲だからね、3曲とも人見知りしました。まーちゃん卒業しちゃったら、いつ披露すんねんってかんじよね確かに、とは思ったけど、やっぱりここでアルバム初披露曲は全コンプってことねって思った。

CD音源と実際にステージで披露されているものって本当に印象が180度変わる曲とかもあると思う。ツアー中であれば、こういうパフォーマンスしていくんだねって初めましてをして、見慣れていくのかなとか、現場に来れない人とかは円盤の映像で見慣れていくのかなって思った。そこのすり合わせがうまくできないまま曲が始まって終わって、そして次へっていくと断片的な記憶とか、脳の処理が追っつかないとかあったりして、なかなかどの部分のここが良かったみたいなのって、しにくいのかなぁなんて思ったりした。(小難しく言っておりますが、要は何も覚えてないってことです)

でもなんか、曲をもっかい聞きたいなっておもったのは「TIME IS MONEY!」で、最後の決めポーズでめちゃくちゃ印象的だったのは「信じるしか!」だったな。

 

 

ユニット曲開けの15曲目「泡沫サタデーナイト!

はい爆上がり曲。DJ部分はまーちゃんだってことはよくわかっていたけど、何話すんだろうってわくわくしてた。

そんなDJ部分で「皆さんにあやまりたいことがあります。握手会ちゃんとしなくてごめんなさい。ブログちゃんと書かなくてごめんなさい。遅刻してごめんなさい」ってモニターに反省中の文字が浮かんでるんだけど、もうヲタク「握手会ちゃんとしなくてごめんなさい」くらいのところから涙腺崩壊した。

もうね、アイドルはねアイドルとして存在してくれてるだけでいいんだよ。自分の好きな子が職業アイドルを続けてくれる、応援させてくれる。それだけでヲタクは十分幸せなんだから、そんなに謝らないでって考えてたらぼっろぼろ涙が溢れ出てた。

泡沫で泣かされるなんて思ってないから、落ちサビとかラスサビとかアウトロとかもう覚えてない。とりあえず、横山が令和の汚名返上で巻物芸してたけど、いやそこはひっくり返っとけ?ってめっちゃ思った。天丼ですよ。

 

待ちに待った16曲目「メドレー~青春Night~Help me‼~One・Two・ThreeTokyoという片隅~君の代わりは居やしない~愛の軍団~」

単独公演といえばメドレー。事務所のことはいつもなんだかんだとバカにしてしまうことがあるけども、やっぱり音楽事務所だなって思うのは、こういう音楽センスのところ。別に私が音楽に造詣が深いわけじゃないけども、メドレーの時に使われるつなぎの曲だったり、繋げるためのアレンジとかで、そういうつなぎ方するんだね!とか、そこは落ち着いた曲調で入るんだとか、本当にこの事務所の作るメドレーが好き。

歴代ツアーのメドレー集とか売ったら儲かるから売るべきですよ?アップフロントさん??

 

そんな中でも今回のメドレーは個人的には5本の指の中に入るくらい好きなメドレーだった。選曲もさることながら、曲とのつなぎでメンバーのソロダンスが入ったりして、加賀さんめっちゃ目立つポジション頂けてるので、もう持てる力全てで赤色のペンラ2本でずっとぐるぐるしていたかった。

 

メドレーの話をすると、まず最初の青春NightはCDオリジナルの振りじゃなくて、初披露時である初期の振り(2019年春BW辺り)に戻っていたらしく、私あのツアー結構入ってたから踊れるはずなんやけど、記憶ぶっとんでて、振り違う!!って興奮してたけど、サビあたりかな、両手で×を描くように斜めに腕をおろしてくるしてる振りに懐かしさを確かに感じてた。

からのヘルミー。メドレーに入ってくるんかって思いながら、加賀さんの長距離移動がみれる曲です。最高ですね。

続いて123。これこそ単発じゃなくてメドレーなのか!って驚いた。123は発売以降ツアーのセトリから外れたことが無かったから、こういった形で入ると思ってなくて、意外だった。

そしてTokyoという片隅。あのイントロ流れた瞬間脳汁がさらにあふれ出た。これの振りコピめちゃくちゃ好きで、楽しくて、Aメロは13期が向かい合ってパフォーマンスしてるのが個人的にはすごくいい!好き!!あと、コールさせろ?

この後の君の代わりは居やしないはもう耐えられなかった。まーちゃんのソロから始まった瞬間に2度目の涙腺崩壊。その演出は本当にずるい。ヲタクを泣かせに来てる(少なくとも私は大号泣)。そうなの。そうなんだよ。まーちゃんの代わりはいやしないし、誰もが誰かの代わりにはならないんだよねって、歌詞がめちゃくちゃ染み込んできた。

最後は愛の軍団。あの四角いステージでよくこの移動の多い曲やったよなって感心しちゃった。時計回りに回るやつとか、あれすごい練習したんだろうなってめちゃくちゃ思った。まーちゃんが、リミスタで四角い狭い箱のなかでやらされて~みたいなことを言ってたのは、センステの四角いステージでいかにきれいにフォーメーションダンスを魅せるのかっていう練習だったのかなって、メンバーみんな本当にすごいよ。

15期とか、1ツアーしかしてないから、フォーメーションダンスの移動とか全然なれてなかっただろうに、よくついてこれたね!すごいね!!たくさん努力したんだね!!!ってまとめてハグしてあげたい。

そんな努力の結晶の上に成り立ってる素敵な公演を見させてくれて本当にありがとう。ありがとう以外の言葉が見つからないくらい、最高のものを見させてもらってます。

 

 

そしてラストMC。

メンバーのコメントと共にまーちゃんへの送辞が述べられていた。

え、こんなあっさりやっちゃうの?セレモニーとかしないの??って思ったけど、まーちゃんはそういう雰囲気苦手だって言ってたし、いつもの単独のいつものラストMCみたいな感じで進めたかったのかなって思った。

改めて場を作るわけじゃないからしんみりさを感じないけど、明らかに感極まってしまっているメンバーもいて、逆にそれがこちらの涙を誘ったりもした。

当のまーちゃんは「今日、まさ、たくさん間違えちゃったから、次は失敗しないようにします!また来てもらえますかっ!?」って聞いてて、いつものやつ。いつものやつだけど、そこにまーちゃんは居ないじゃん。ってヲタク勝手に悲しくなった。

その次にあゆみちゃんの「いま、皆さんの隣の席には誰もいないじゃないですか?」っ言葉から始まった話は、さらに涙を誘った。本当にグッときた。このコンサートを楽しみにしていた人は沢山いて、この場にいたかったって人は沢山いて、私はご縁があってここに来られたけど、本来は来れなかった側の人間である。

今度は、客席いっぱいの会場で、たくさんのお客さんに応援されながらカッコよくパフォーマンスするみんなが見られる日を心待ちにしてるね。いつまでも待ってるから。

 

そんなMCの後は17曲目「このまま!」

笑って、叫んで、君はいつも強い味方だから。時間よ!このまま止まれ 欲など何も無い このまま永遠となれ わかるかい?この純粋

最後に向けたラストスパートに向けての一発目にこの歌詞はほんとにダメよ。このままこの空間が続けばいいって、あの会場、あの公演を見ていた人全員が思ってたに違いないもん。

久々の単独公演、そして卒業公演。

いつまでも終わって欲しくないし、いつまでも続いて欲しい。またこの日の18時から今日を始めようよ。でも無情にも時は過ぎてしまう。

 

このまま続いて欲しいと願う18曲目「恋愛Destiny~本音を論じたい~」

愛は積んでも愛は留まらない。

これが、モーニング娘。さんからファンに向けてのメッセージだとしたら、コロナ前までは当たり前のようにやっていた単独ツアーや単独公演も、今や簡単には出来なくなっていった。そんな不安定な中、モーニング娘。というグループでの活動時間はどれほどあったんだろう。

グループでのパフォーマンスがみたい人達の中には、きっとこの期間に離れていってしまった人だっているだろう。それでも離れずに待っていてくれたファンがいる。そんなファンの人たちのために、久々の単独公演、これがモーニング娘。のパフォーマンスだぞと言わんばかりに全力をぶつけてきてくれた。

そこに改めて感じるのは、やっぱりモーニング娘。が好きだということ。このグループのパフォーマンスはいつの時代も、いつだって、今が最高なんだと再認識をした。

 

からの19曲目「What is LOVE?」

そんな待たせていたファンの一人一人を満足させられる程のパフォーマンスを届けないとってメンバー全員が一致団結していたに違いない。

ここに集まった人達は、単推しだろうが箱推しだろうが、そうでなかろうとも全員ひっくるめてモーニング娘。のファンだという暴論を吐くのは気にせず、そこで問われる佐藤優樹からの「モーニング娘。の楽曲が好きな人手ー上げてー」にはここまで公演を見た人ならきっと諸手を上げたに違いない。こんな情勢でなければ大声で叫んでいるところだ。

この空間、このセトリ、このメンバー、このパフォーマンス、その全てから大きな幸せを感じた。

 

 

そして、幕を閉じた。

 

 

めくるめく感情に踊らされ、追いつけないまま、たった一つの幸せという感情だけが大きく占めている。

まだもう少しこのままこの場にいたい。もっと彼女たちをみたいという気持ちが手拍子を促せた。

 

 

そして再び幕は上がり。

 

アンコール明け一発目の20曲目「よしよししてほしいの」

中毒性の高い曲だと思う。私は好き。歌詞も好き。

一人でいるのは楽だということは知ってる。何も気にせず生きるのは楽だけど、それ以上に一人の寂しさも分かっている。誰かに自分の全てを知って欲しいと願えども、その全てをさらけだした時に、居て欲しいと願った人に離れられてしまう悲しさを知っているからこそ、またその1歩を踏み出すことができない。

 

アンコール前まで、愛情をたくさん注がないと、と言っていたモーニング娘。さんが、一人にしてよ、うそ、一人にして欲しくなんかないと歌うこのギャップこそがモーニング娘。だなと思った。

力強く愛を謳ったアイドルが独りを謳う。抜け出せない沼ですね。

 

そこに続く21曲目「わがまま 気のまま 愛のジョーク

よしよしの主人公がわき愛の主人公と同一人物であるならば、一人がいやだと言った少女は、愛を求め、愛されることを求めて、自分は自分なのだからそこに文句など言わせず、このままの私を愛してよと求めたのかな…。

そして曲中の「愛されたい」という歌詞。ふくちゃん、小田、まーちゃんと三者三様に歌われる各々の「愛されたい」。まーちゃんの愛されたいが聞けるのもこれが最後なのかなって思うとさらに悲しくなってきた。噛み締めるように聞くしかできない。

 

そして、そこによぎる、次の歌割りについて。これが卒業加入を繰り返すモーニング娘。の伝統。

 

 

そして、アンコール曲も終わり、再び暗転。今度こそダブルアンコールの準備。大好きなあの子の最後の晴れ舞台を見届けるために、事務所から提案された「まーちゃんコール」が鳴り響く中、今日一番の手拍子を送る。

 

 

会場一面に広がるエメラルドグリーンの海。誕生日や加入記念日、そして卒業。そんな出来事が重なった時にしか見られない光景。その子のためだけの景色。

本当にキレイだった。キレイの一言。

 

 

 

主役の登場。メンカラのドレスではなく黒い服を身にまとっていた。

スタンドマイクでお手紙を読むなんてことはない、きっとその時思っていたこと、これだけは伝えようと決めていたこと、それだけを胸にステージに上がったのかな。

 

衣装については、ただの黒い服ではなく、黒い服にエメラルドグリーンのラインストーンをつけてもらうように衣装さんに頼んだとのこと。

光が当たることでラインストーンが輝き、この景色のように真っ暗な会場にエメラルドグリーンのペンライトが光る、この光景を現しているのだと。

私一人では輝けない。みんなが私を輝かせてくれる。そんな想いを込めた衣装。本当に似合ってたよ、まーちゃん。

 

 

そして最後に選んだ曲は「笑顔の君は太陽さ」

メッセージ性の高い楽曲だからこそ、まーちゃんが1人で歌うととても心に染みた。

これを書いてる最中に、みずきのブログに書かれてしまったのだけど、そう、これはまーちゃんのことを歌った歌だと思って聞いてたけど、きっとまーちゃんはファンに向けて歌っているんだよねって思った。

そして、大サビ前の間奏で

つんくさん、私に、素敵な楽曲を出会わせてくれてありがとうございました!」

って最後涙ぐみながら言ってるまーちゃんと一緒に私も泣いた。

きっと、アップフロントだったから、モーニング娘。だったから、つんくさんが居たから、まーちゃんはアイドルを10年続けてこれたんじゃないかなって本当に思う。

他の事務所ではなく、ここだったからこそ続けられたこと。

本当にモーニング娘。に加入してくれてありがとう。

 

 

まーちゃんと出会って日の浅い私だけど、まーちゃんが出会わせてくれたモーニング娘。をこれからも見守っていくね。

 

そして、いつかまた、ひょっこり遊びに来てくれるのを楽しみにしてるね。

 

 

最後のサビの一節でメンバーみんなが登壇してきて円陣を組み、最後の「がいい」を歌う譜久村聖さんは本当に聖母のようだった。

 

 

今回のセットリスト、アイドル佐藤優樹の10年間と題するのが私の中ではしっくり来ていて、まーちゃんが加入してからの楽曲で影響を受けた楽曲たちなのかなって思いました。それは歌詞だったり、曲調だったり、歌い方だったり、その時々でぶつかったり、感動した楽曲たちなのかなって思いました。

10年間の内のほんの数年しか見れなかったけど、とても感動し、心が震える公演をありがとうございました。

 

✩。* *。✩

 

 

メドレーの歌詞とかそういうのにちょっとだけ触れたいので、触れますね。

メドレーに使われた楽曲は全部つんくさんが作詞作曲した、モーニング娘。のために書かれた曲。そのときのメンバーの雰囲気とかをみながら描かれた歌詞なんかも多い。

この選曲を誰がしたかはわからないけど、まーちゃんからファンに向けてのメッセージなのかなって思えるような楽曲ばかりだった。

モーニング娘。を離れようかな、離れないでいようかなって、他人の相談だったらきっとすぐ返事ができるのに、自分のことになったらすぐに決められない。でも、キラキラ輝くあの人のようになりたくて、たくさん努力して、そしてこの場所から飛び出そうって決意した。

私は、自分のことばかりで皆にかまってほしくて、いろんなことしてきたけど、自分にはそんな生き方しかできなくて、いつだって正直に生きていて、そんな風に生きていたら、大切なものが周りからいなくなっちゃった。だけど、そんな私をここまで応援してくれて、ありがとう。

 

そんな風に私の中では思っている。推測の域を出ないけど、ヲタクは色んなこと考えすぎて、勝手に胸が苦しくなって、勝手に落ち込んで、勝手に喜んでいるそんな生き物なので、私の中ではそうやって消化しようと思います。

 

 

✩。* *。✩

 

 

改めて、佐藤優樹さん、ご卒業おめでとうございます。

きっとあなたをきっかけにモーニング娘。を好きになった人はとても多いと思います。

それくらいあなたは偉大な存在でした。

鞘師が抜けたあとのモーニング娘。をどうにかしないとって、きっと沢山悩んで、沢山葛藤したと思います。

そうやって努力を積み重ねても、心無い言葉が沢山あなたの元には届いて、さらに悩んだ日々もあったと思います。

でも、私たちはステージで輝くあなたが大好きで、ステージ裏でも天真爛漫なあなたが大好きで、ときには困らされたりもしましたけど、全部ひっくるめて、佐藤優樹という人が大好きです。

 

 

私のきっかけの人、またどこかで出会えるのを楽しみにしています。それまで、元気にお身体に気をつけて、ご自愛ください。

 

 

 

個別や推しの単独イベント以外での久々の遠征。武道館への遠征。卒業コンサートへの遠征。

なんか色々詰まっている遠征だった。このブログを書きあげることで、私の「モーニング娘。'21 コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~」を終えることにする。

 

 

大好きな人、またね。ばーい